ハ行

鳩に豆鉄砲

豆鉄砲は鳩の餌になる豆を弾にした玩具の鉄砲。思いがけない報酬とは必ず痛い思いをするという例え。
口座に見ず知らずの会社から3万円振り込まれていたと喜んでいると、実は悪徳金利会社が強引に振り込んだもので、気が付いた頃には「10日以内に利子付きで6万払え」と脅迫まがいの電話が四六時中かかって来てくる。美味しい事には気を付けようという意味。


このページのトップへ >>


藍関石説

これの本当の意味を知っている人は現在では少数派なのではないかと思います。大方の人は「鳩に対して人が豆鉄砲を使う」との解釈をしているようですが、このことわざが出来た当時のエピソードを知っている歴史家の間では、「鳩が人間に対して豆鉄砲を使う」解釈で一致しています。
戦国時代が織田信長の天下統一によって終結を迎え、束の間の平安を取り戻した時、信長は自分に対抗しうる勢力に成長しそうな大名を、領地替えや普請で経済的に圧迫し武力を蓄える余裕を与えない様に努めた。そう、大名は鷹派から鳩派への転換を迫られていたのである。その中でも「知将」で知られる明智光秀を信長は最も警戒し、これ見よがしに難題を吹っかけて光秀を押さえ込んでいた。
しかし、信長は「最も注意して作り上げた鳩」であった筈の光秀に暗殺されてしまう。この時に出来た諺が「鳩に豆鉄砲」なのであり、本来の意味は「一旦服従したかに見える相手にも注意を怠ってはいけない」と言う戒めの意味なのです。


左団扇で暮らす

「左手に団扇を持ち、両脇にバニーガールを立たせ、立派な椅子に座っているゴージャス想像は妄想壁の現れで、この諺を聞いた時にその光景を思い出す人は、精神科を紹介する精神診断の一つ。また、右団扇じゃダメなのか?という問いには、右手はワイングラスを持っているので無理という、更なる妄想を引き起こすので要注意。って、諺じゃねぇじゃん!!


このページのトップへ >>


人の呪わば穴二つ

人を呪う道具がワンセット7千円で売られる時代、人を呪うにはお金がかかります。しかし、お金をかけるくらいなら、地面に穴を掘って相手の嫌な所を叫んだ方がスッキリするというもの。また、穴を2つ掘るのは、誰でも相手の嫌な所が最低2つは有るという意味も持つ。


このページのトップへ >>


河豚は食いたし命は惜しし

河豚を食べたいけれども河豚の毒が怖くて食べれない…ならば魚屋さんでさばいて貰え!と云う意味。


このページのトップへ >>


蛇に睨まれた蛙

蛇が蛙を睨むと蛙は恐怖に動けなくなってしまい捕食される。が、この蛙がヤドクガエルだったらきっと蛇は死んでいた筈である。故に「自分の力に自信があったとしても、また相手が弱者に見えても、用心しないと逆に殺られてしまう」という意味を持つ。


このページのトップへ >>


棒に振る

棒とは男のイチモツの事を指し、それを振るとはフラレルを意味する。
その昔、吉原に遊びに行った若者が、お目当ての花魁(おいらん)を呼ぶ。が、花魁は客さんに長いをして貰うために、焦らしとして、呼ばれても直ぐには部屋に行かない。
焦れた客が若い衆に2度目の声を掛けて、やっと現れるのだ。
気だるそうに、現れた花魁に男は大興奮。あの手この手で、今日こそは!と落とそうとするのだが、時間を稼いで、何度も直して(延長のこと)貰う花魁。そのやり取りの元、終に朝となり結局、「今日も花魁といい事が出来なかった」という事を兄弟分に話す際、江戸っ子が「今日も棒は振られっぱなし」とした事が始まり。
今は転じて、男は本能に忠実で馬鹿ばかりである。という女性の意見。

このページのトップへ >>


※当サイトに記載される文章・画像等の転記は禁止したします。