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右脳と雨男

投稿者:ヤウジロウ氏


皆さんの友達の中で「雨男」は居ないだろうか。または自分自身が雨男という人は居ないだろうか。この雨男というのは、何か大切な時に限って天気が悪くなり、雨が降り出してしまうというものだ。今まで雨男は俗説だと信じ込まれてきた。ある特定の人が来ると晴れ渡っていた空が曇りだし、ポツポツと雨が降り出す。これが3回も続こうものなら、周りは「コイツはきっと雨男に違いない」と思うことだろう。天気予報では降水確率10%と言っていたが、その人物が来ると、その10%さえも引き当てるのだ。果たしてこれは、本当に雨男の力によるものでは無いのだろうか。

近年になり、最新の科学技術を駆使する事で、この雨男の仕組みを解明する事が出来た。

雨男の問題は脳にある。人間の脳というのは、通常で約30%しか活動していない。つまり、残りの70%は眠っていることになる。これが100%の活動をする事はあまり無いが、自分が窮地に追い詰められた時、催眠術にかけられている時、物事に集中している時、これらは通常時に比べ、脳内活動が活発だと言われている。

窮地に追い詰められた時の脳はフル稼働に近い。脳がフル稼働することで、普段は眠っている力が引き出され、体全体の機能が一時的に向上するのだ。心臓は最大心拍数まで拍数を上げ、体内への最大酸素摂取量を向上さる。その為、突発的に強大なパワーを作り上げられるのだ。これが俗にいう火事場の馬鹿力というものだ。火事場の馬鹿力は潜在能力を一時的に引き出し窮地を脱出するもので、この時の脳はフル稼働に近い。しかし、体の負担が大きくフル稼働状態を持続することはできない。逆にいえば、フル稼働という状態はアドレナリンが大量に分泌している事を指し、大変危険な状態と言えよう。アドレナリンというのはご存知の方も多いと思うが、大変毒性の強いホルモンで、それが多量に分泌され続ければ、体は毒素に負け再起不能になるのだ。

さて雨男だが、雨男と呼ばれる人達の脳内活動は、普通の人に比べやや多くの脳が活動しているのだが、特に想像などを司る右脳が多く働いている事が解かった。右脳が発達している人は奇抜なアイデアが出たり、機転が利くなど、頭が柔らかい。右脳という場所は、人間の未知なる力を秘めた場所として研究が進められて来た。右脳の力を開花させる事で想像力を超え、予知能力、透視能力を引き出すことが出来るのだ。そう、我々はそれを超能力と呼んでいる。

実は、雨男は右脳が発達、開花し引き出された超能力の一種で、体から発せられる EPT(Eramel Potte Tarhent)という特殊な磁気によって雨雲を呼ぶことが解明された。

EPTは陰気な気持ちになると多量に発生されるらしく、周りの人間が「お前は雨男なんだから、今度の旅行は雨雲呼ぶんじゃないぞ。」などと、雨男を陰気な気分にさせれると、外はジャンジャン降りの大雨だ。逆に励ましたり誉めたりし、雨男の気持ちを軽くさせることで、EPTの発生は低下できるのだ。

逆に晴れ男はSLT(Slieat Ligum Tarhent)という磁気を発生させる。 SLTは雨雲を散らすことができ、その分子配列はEPTと同じものだ。このEPTとSLTは共に引き合う力があり、雨男の近くには晴れ男が存在する事が研究の結果解かってきた。雨男で悩んでいる方は、自分のEPTを相殺してくれるSLTの持ち主を探すとよいだろう。また、いつも気持ちを明るく持つことで、EPTを抑制できることも忘れてはいけない。

今後の研究課題は、ETPを発生させる装置を作り、人工的に雨雲を製造できるようにする事だ。そうなれば、水問題でもう悩む事は無くなるのだ。雨量も調節できるよう研究が進めば、宇宙で建設が進んでいるスペースステーションに導入される事になるだろう。

雨男の原因追及は、我々の未来を担う大きな一歩であることと私は思っている。

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