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ゴミの埋め立て

投稿者:ヤウジロウ氏


皆さんは一日にどれだけのゴミを出しているだろうか。そのゴミを分別すると、可燃ゴミ・不燃ゴミ・生ゴミだろう。その他に粗大ゴミがあるが、これは滅多に出るゴミではないので、ここでは置いておこう。ここでは、不燃ゴミの問題を取り上げたいと思う。

不燃ゴミは文字通り燃やすことができない。その為、埋め立てという処理がされているのを御存知のことと思う。その埋め立てで何ができるのかというと、簡単な話が土地だ。例としてでは、夢の島が有名なところだろう。この他には、ディズニーランドも埋め立てによるものだ。子供たちに夢を希望を与えるファンタジーな島だが、もとはゴミの山だったと思えばゲンナリな話だ。

ここで注目すべきなのは、ゴミを埋め立てることで日本領土が広がっているということだ。狭い狭いと言われている日本。無い無いと言われている土地。しかし、ゴミ有るではないか。土地の値段が高い今日、ゴミを埋め立てて土地を広めれば良いのではないだろうか。しかもこの方法だと、経済水域を増やすこともできるのだ。

日本の経済水域は、領土から数えて200海里(1海里=1,852m)なのは地理で学んだことと思う。この経済水域とは、外国の船が勝手に進入してはいけない海域のことを言い、この海域に無断で進入する不審船は、海上保安庁に撃ち落されることとなるのだ。

このことを踏まえれば、領土を拡張すれば、海域も拡張されることがわかる。現に、日本最南端に位置する沖ノ鳥島は、その補強工事によって日本海域を保っているではないか。(領海条件で満潮時にも水没しないことが領土の条件なっているため、沖ノ鳥島を何としても沈ませないために工事をしたのは有名な話だ。)しかし、埋め立てて造った島は人工島とみなされ、日本の領土とはならないらしい。だからこそ、今ある領土から埋め立ててジワジワと領土を増やしていくのだ。

日本の領海を広げるにあたって、一番適しているのが佐渡島だろう。佐渡島の西側を埋め立てていくことで、少しずつであるが領海が増えていく。それをすることで、日本海で採掘される資源を日本のものにできるかもしれないのだ。海底でまだ眠っているであろう天然資源などが、埋め立てによる領土拡大で手に入れるとおもえば、夢のある話ではないか。日本では、石油のような天然資源が採掘できないのはしっていよう。埋め立てでその天然資源が手に入るのならば、いい話ではないか。

領海拡大の他に利点があると言えば、埋め立てによる領土拡大である。そのなかで立案されているのが、東京湾埋め立て計画だ。内容は三浦半島と房総半島を埋め立てによってつなげるというものだ。その計画では、関東の土地が拡大することで、都市の更なる発展を期待している。代償として東京湾がその姿を消すのは言うまでも無いが、関東の人口が更に上昇し、都市は拡張化を図る。その結果、東京都は二つに分かれ、第一東京都と第二東京都ができる。東京が二つになることにより、今までの経済の流れが更にスムーズになり、日本の経済が安定するのだ。

しかし、ここで問題がある。それは、地球温暖化による海面上昇だ。これは、北極・南極の氷が溶け、その海面の水位が上昇するというものだ。これが起こると、陸高が低い埋め立て地は、領土が次々と沈没し始める。それどころか関東がその姿を太平洋に沈めることは遠くない未来に予想されている。そこで、埋め立てるにあたって必ず要求されることは、関東平野よりも高く埋め立て、来る海面上昇時の防波堤代わりを兼ねることで、我々の命まで救ってくれる画期的なものとなるであろう。

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