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真の不景気

投稿者:ヤウジロウ氏


昨今の日本は不景気という言葉から抜け出す事が出来ないでいる。TVをつければ失業率が過去最低だの、大手会社が倒産だの、社員ボーナスをカットだのと、不景気さを報道している。 そもそも不景気とは、金の回りが悪くなる事から始まる。簡単に説明すれば、世の中が不景気不景気と言う事から、財布の紐が硬くなり、市民は買い物をしなくなるのだ。次ぐとスーパーやデパートはお客が来ない為売上が無く、結果商品の値が上がり、社員の給料も削減される。すると、その少ない給料から家計をヤリクリし無くてはいけない為、更に財布の紐が硬くなる。

この悪循環が不景気の原因なのである。つまり、不景気脱出策は会社が社員に給料を出せばいい。そうすればその給料が巡り巡って会社の利益になるのだ。

と簡単に言ったが、言うは安し。会社は社員の給料を上げることも苦しい状況。では、どうすればいいのか。金を借りるにも銀行も苦しい限りで、貸し渋り状態。本来頼れる筈の国も「改革、改革」と言うばかりで迷走状態。それではまるで、点滴のチューブを抓ままれて心拍数が弱まる病人ではないか。

では、この不景気を脱出する術はないのであろうか。いや有る。といか、真の不景気を見抜ければ不景気は脱出できるのだ。

それでは真の不景気とは何か。それは、子供の小遣いである。今でこそ死語になりつつあるが、コギャルの財布の中身は一体いくら入っているのであろうか。それどころか、身に付けている装飾品は有名ブランド物ばかりではないか。財布にしてもそうである。5万だの10万だの、それだけの金を金を入れる道具につぎ込むのはいかがな物であろうか。その上最近では簡単な整形が流行っているのか、右を向いても左を向いてもプチプチプチプチ言っている。そんなお金が一体何処から湧いているのであろうか。

お金の出所といのは、やはり親である。月の小遣いが10万という女子高生もいるらしい。親は下手に援助交際をされても困ると思っているのであろうが、10万という金額は多すぎではないだろうか。そのお陰でブランド志向は瞬く間に広まり、ブランド物を持つ事が当たり前のような時代になりつつある。この不景気と見比べればまたく逆の現象ではないか。

そんな日本を狙って海外から有名ブランドの専門店が、今都市部を中心に立ち並び始めてきた。ブランド業界から見れば日本で売上の25%を占められれば、世界を制覇できるのだそうだ。つまり、それだけ日本人はブランド好きという裏返しである。

また、不景気ニュースを報道した後に都心の超高層マンション1億円が完売などと、不景気の信憑性を疑うようなニュースも見た。つまり、日本人はまだバブル時代からの欲が抜け切れていないのである。

「家計は苦しい、けどハワイには絶対行きたい。」

そんな愚かな夢を見ている奴は、一生不景気地獄から抜け出せずに路頭に迷えばいい。家計が苦しいと言いながら、子供に高額な小遣いをあげている親は、もっと現実を見るべきでる。不景気不景気と言いながら、ブランドに走る馬鹿な高校生はブランド業界に踊らされている道化師であることに気が付け。また、国がお金を沢山刷って市民に配ればいいと思っている浅はかな人間は、その安易な考えは赤っ恥として胸に刻み、お金の有り方を考えなさい。

つまり、真の不景気とは我々日本人の抜け切らない欲なのである。

さて、不景気によって職を失った人もいるであろう。就職できなかった人もいるであろう。ソレもコレも働けないのは、欲深き日本人のせいである。実は隣人が不景気の犯人かもしれない。しかし、逆に隣人は貴方を不景気の犯人と思っているかもしれない。

こうやって、一人一人が不景気の犯人を自覚してれば、不景気なんてものは起きない筈である。他人事のようにニュースを呆けて見ている場合では無いのだ。最悪な自体は刻一刻と迫っていことにもっと緊迫すべきなのである。このまま不景気が続けば日本は崩壊し、明日の食事もままならない様な事態がやってくるであろう。日本は世界に売り込める武器は「技術」しかないのだ。その技術も働く社員が居なければ出来ない相談だ。日本は石油が取れるわけでもなければ、戦争して勝つだけの軍事力も決断力も無い。そんな日本を他国はどうするであろうか。もちろん取り合いで有る。第3次世界大戦が勃発する事は間違いないであろう。他国に攻め込むには立地条件が良いのが日本である。その為、過去に他国の侵略に泣かされてきた日本人も大勢いたことであろう。そんな事を繰返さない為にも、気が付いたら日本は終わってた、などというオチにならない様、お金は出し惜しみせずにジャンジャン使っていくべきなのである。

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