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二酸化炭素の脅威

投稿者:ヤウジロウ氏


「環境問題」が騒がれる近年、その中の一つに二酸化炭素による被害がある。二酸化炭素が引き起こす問題とは、地球温暖化現象を初め、我々の生活を危うくする大変危険なものばかりである。

そもそも二酸化炭素とは人間が開発した、燃料を燃焼させ動く車などが、膨大な量を生産していることは言うまでもない。それ以外では、ゴミ焼却所や、工場の排気、もっと身近なもので言うならば、我々が呼吸することでも二酸化炭素は生産されている。つまり、二酸化炭素とは酸素と同様に、我々のごく身近な所に存在しているのだ。

さて、この二酸化炭素の量は年々増加しているのは言うまでもない。その結果、冒頭でも述べたように、地球温暖化なる現象を引き起こしたりしている。

地球温暖化とは、大気中に二酸化炭素が溜まり、地上で発生した熱が出て行けなくなる現象のことだ。そして、その熱により北極、南極の氷が溶け、東京はその姿を沈めるだろうといわれている。

しかし、東京沈没の前にもっと恐ろしいことが起こることに、我々は気が付かなくてはいけないのだ。

ここからが本題だが、二酸化炭素というものは酸素よりも重いことは知っていよう。証明するにはドライアイスを思い出せばいい。ドライアイスという物は、二酸化炭素を固体状態にしたものというのは知っていよう。このドライアイスから発生する冷気は、立ち昇ることなく、床を這う様に広がるのだ。これを踏まえると、酸素よりも重い二酸化炭素がこの先増加していくと、次第に地上に溜まり、ジワジワと我々を襲うこととなる。

まずその第一犠牲者となるのが、床に臥せってしまった御老体達だろう。敷布団の場合、その効果は早くに現れる。酸素と同じく無味無臭な為、まさか二酸化炭素がここまで溜まっていようとは気付くはずもなく、いつの間にか安らかに逝っているのだ。しかし、老い先もう長くなかったと開き直れば諦めがまだ付くのだが、これが生後間もない新生児ならどうだろう。まだ泣くことしかできない赤ん坊に、その脅威は着々と迫ってくるのだ。ベッドでスヤスヤと静かに寝ていると思いきや、静かに逝っていたら、親御さんもさぞ驚きのことだろう。会社から帰宅してきた父親が

「今日は静かに寝ているなぁ」

などと可愛いわが子の顔を覗いてみると、なにやら青白いではないか。これはどうしたことかと、抱きかかえるが、どうもグッタリしている。呼吸を確かめてみるが、無い。鼓動も止まっている。泣くことしか許されていない新生児は、「苦しい」の4文字も発することなく、この世を後にするだろう。

また、その次に犠牲となるのが、ベッドよりも少し背の高くなった幼児だろう。彼らが言うなれば一番可哀想かもしれない。言葉を確りと発音することのできない彼らは、次第に迫り繰る悪魔に咳き込み、もだえ苦しむだろう。また、この時のお子様は、TVで大人気のヒーロー者に夢中な為、「助けて」などの言葉を叫んでも、親御さんは「楽しく遊んでいるな」と思ってしまう。その為、発見は夕焼けチャイムが鳴り終わって30分位してからだろう。帰りの遅い我が子に、内心怒りと心配を抱き、いつもの遊び場に迎えに行ってみると、我が子とその友達がバタバタと倒れている風景を目の当たりにすることだろう。

ここでお気付きのことと思うが、二酸化炭素の量は次第に増えていることがわかる。始めは家の床を這うくらいの量だったが、二酸化炭素の増加に伴い、次々と餌食になっている。つまり、次の犠牲者は背の低い者の順となる。幼児に続き小学校低学年が餌食になるだろう。では、次は誰か?小学生高学年だろうか。いや、違う。次は腰の曲がった御老体だ。何故かというと、今の高学年はこの食に溢れた社会に酔いしれ、いい物をたらふく食べている為、過去に比べ背が高くなっているのだ。故に次は腰の曲がった御老体となる。

では、最終的に生き残れるのは誰か。それはとどのつまり、背が高い者だ。しかし、背の高さというものは個人差があり、また限界がある。では、いつか来るであろう、2メートルほどに溜まる二酸化炭素の海を回避することはできないのか。

いや、ある。そしてその回避方法は、既に我々の身近なところまで広まっているのだ。思い出してもらいたい。そう、それはコギャルのトレードマークといっても過言ではない厚底サンダルだ。

実はこのサンダル、政府が来たる二酸化炭素沈殿問題の対策用に極秘で開発したものだったのだ。何故極秘かと言うと、二酸化炭素沈殿の情報がもし社会に漏洩でもしたら、たちまちパニックが起こり、オイルショックの二の舞をふむことだろう。そうなる前に、予め社会にファッションとして広めておくことで、パニックを防いでいたのだ。

政府はこの厚底サンダルを流行の最先端を行くコギャルに託す事で、保険をかけたといってもいい。一家に一足厚底サンダル、おじ様にはダンディーなシークレットブーツの時代がやって来ることことだろう。

しかし、それは根本的な解決ではないことを忘れてはいけない。そもそも解決への糸口は、二酸化炭素を減らすことにある。つまり、息をするな。とは流石に言えないが、我々ができそうなことは、車のアイドリングを止める事で排気ガスを少なくしたり、家庭から出すゴミの分別をしっかりする事で、随分と減ることを忘れないで欲しい。そして、いつか来るであろう、二酸化炭素沈殿問題に対し心構えを持っていて欲しい。

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