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次世代エネルギー

投稿者:ヤウジロウ氏


この地球上には様々なエネルギーがあることは知っていることと思う。中でも我々が必要としているのは生活で使うエネルギーだ。それは火を点けるエネルギーであったり、部屋を明るくするエネルギーであったりする。では、その生活で使っているエネルギーはどのようにして作っているだろうか。

我々の生活の中で大きなものになっているのはやはり電気だ。これ無しでは生きていけないと言っても過言ではない。もし電気の供給がストップすれば、たちまち世界は大混乱となるだろう。

その最悪の事態にならないよう、人間は工夫し電気を作ってきた。その製造方法は様々で、原子力、火力、水力、風力発電などがある。我が日本では、主に火力と原子力によってその電力供給をまかなっているが、これは環境に優しい方法とはいえない。

火力はその焼却によって発生するCO2が地球温暖化現象を引き起こし、原子力は事故でも起こせば最後、放射能が漏れ、チェルノブイリ原発の二の舞になるかもしれない。原子力という云わば爆弾で電気を起こしている訳だ。それは決して供給を止めてはならない為、稼動を続ける。そんな恐ろしい発電方法を何故、科学が進んだ今でさえも使用しているのだろうか。

環境問題が騒がれる昨今、まずはCO2を減らそうではないかと立案されたのが風力を使った発電方法だ。風は自然が巻き起こすもので、その風を利用し大きなファンを回す。その回転で電気を発電するのだ。しかし、この風力発電には限界がある。まずはその設置面積だ。火力・原子力発電に比べ、施設面積が大きくなってしまう。しかもそれによってえられる電気量は極めて少ない。簡単に言うと、火力・原子力に比べれば効率の悪い発電方法なのだ。オマケに肝心の風が吹かなければ発電どころではない。そう、この風力発電と言う奴は確実い発電する事の出来ない、気まぐれな発電方法なのだ。

では、水力発電ではどうだろう。水力で思い出されるのは水車。水車の回転によって電気を発電・・・しかし、この方法も火力・原子力に比べれば供給量は著しい。また、海水の満ち引きによって発電する方法もあるが、海に面していない事には話しにならない上、やはりコレも供給量の問題がある。

そこで、新たに注目される次世代エネルギーが発表された。それはバイオガスだ。バイオガスは、物が腐敗する時に生じるメタンガスを燃焼させるもので、その効率も善い。火力発電に比べ、CO2発生量を抑える事ができ、更にガス自体として利用する事も可能なのだ。

バイオガスの生産過程は利点だらけだ。酪農業で生じる糞尿を一旦タンクに蓄積し、微生物の分解醗酵によってメタンガスを出させる。こうする事によって、メタンを抜かれた糞尿は堆肥として撒布しても臭い匂いは無く、また一旦分解されている為植物の吸収も良い。そして発生したメタンガスは回収され、発電または生活用ガスに利用されるのだ。

このバイオガスの最高の利点は、糞尿という使い道の無い様な物から発電できるとう所で、火力発電のように新たに資源を費やす必要が無いのだ。この画期的エネルギーは、糞尿が生産され続ける限り発電が可能で、ガス発生までの経過では微生物の働きを利用している為、地球環境を害する事も無い。雅に次世代エネルギーといえよう。

しかし、ここで問題なのはその発生材料が「糞尿」と言うことだろう。酪農業であれば、家畜が排出する糞をかき集めることで可能だが、一般業ではそうはいかない。仮に人間の糞尿でメタンガスの生産を目指すのであれば、溜め池を作らなければならない。何故ならば、今ある水洗式のトイレでは排泄物を採取する過程で水が混入し、微生物の働きが弱くなる恐れがある。と言うことは、この近代文明において、トイレだけはボットン便所という昔ながらの方法をとる事になるのか。いや、流石にそこまでしてバイオガスエネルギーを広めようとはしないであろう。人間という生き物はそういうものである。

ではどうするか。ここで思い出してもらいたいのは、ここが日本であるという事だ。他国から様々な輸入物資が入り、豊かな国と謳われる日本であるが、その反面、その輸入物資を次から次へと捨てているのも事実である。

御存知かどうかは知らないが、今日貴方が食べた食事、残さずちゃんと食べたであろうか?日本は豊かな国だといわれる裏には、その食材を余らせ、終には焼却処分になるというのだ。計算すると、一日で日本人全員が茶碗一杯分、約150gのご飯を残し捨てられている。つまり、今日貴方は茶碗一杯分のご飯をゴミ箱に投げ捨てたのだ。そんなもったいない事が平気で行われているここ日本。この余った生ゴミをどうするか・・・そこで、思い出されるのが「物が腐敗した時に生じるメタンガス」なのだ。

そう、今になってボットン便所に改良する必要も、都会で家畜を飼育する必要もない。そう、我々にはゴミがある!!

生ゴミの回収を高めれば、バイオガスの生産が上がり、電気がガスが提供される。そして何よりも素晴らしいのは、電気は資源として売る事ができるという事だ。バイオガスで発電した電気を各国で売れば、経済難も一気に解消されること間違いなし。資源が取れなくて苦労していた日々に別れを告げ、これからは世界を代表する、電気生産国として名を売っていくのだ!

と、格好良く言ってみた所で所詮ゴミ。世界に威張って言えることではない。結局そのゴミは電気を提供する国から輸入された物資であって、その生産過程を知った相手国はその真実に激怒し、輸入をストップするであろう。それもそうだ、自国が売った物が余って捨てられ、最終的には違う形になって返ってくる。そう考えたら、日本への輸入分を自国の電気生産に回し、発電すればどれだけ儲かる事かわかったものではない。電気は資源の中でも最高価が付けられ高く売れるのだ。経済が苦しい国にとってはその方法をとる事は必至であろう。

その結果、物資が流れてこなくなった日本は衰退し、自給率が20%を割る今、ほぼ壊滅すると言ってもいいだろう。では、そうならない為にもどうしたらよいのか。

答えは簡単。様はゴミ以外でメタンガスが生産されればそれでいい。メタンガスとは難しく言った言葉ではあるが、トドノツマリ屁である。そう、何処かの馬鹿が尻にライターを当て屁ファイヤーをやっているように、屁は燃える。つまり燃えると云うことは、電気が生産されるという訳で、屁は次世代エネルギーという訳だ。

次世代エネルギーを出す人間という生き物は、いわば次世代エネルギーの生産工場でもある訳だ。生ゴミでも生産可能だがその事実を全世界に知られるわにはいかない。もし、脱経済難対策として世界にバイオガスで発電した電気を売るのであれば、我々日本人が団結し溜め合った屁を使い電気を発生させる必要がある。

その為に一家に一台、「屁回収器」なる物が設置され、いつかは便器のように家に常備される事になる。そして配管を通り、市や町で一箇所に屁が溜められるのだ。もちろん最初はそんな大掛かりな設備ができるはずも無く、携帯用の箱のような機械に屁を溜め、ゴミの回収日のように決められた日にその箱を出しておくと、回収して行ってくれるという回収方法から始まるだろう。そして20年もすればいつしか屁は屁回収器でする事が当たり前になり、学校などでよく見られる、「連れ小便」のように「なぁ、一緒に屁回収に行かない?」などと、友達と一緒に屁をしにいく「連れ脱屁」なる光景が見られるであろう。

「今日、貴方がした屁は金になる。」そう言われたら、貴方はどうすだろうか?ビニール袋に今から溜め込むのだろうか。それとも、「お金なんていらない」と大気中に放出するのか?

しかし、来るべき時代はその屁が高く売れ、大きなビジネスや小遣い稼ぎになるのだ。もしかするとその時代は、タンス貯金と同じように、押入れに屁を溜めた屁貯金なる好意が行われ、屁回収器によって回収された屁量はメーター化され、そのメーター量の何%分がお金として返ってくる、そんな夢のような時代が、いつしかやって来るのだ。だからこそ、今から屁を溜めろ!そしてご飯は残すな!

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